ネットショップ開業のメリットとデメリット
ここ10年位ですっかり市民権を得たネットショップの存在。
20年前に遡ればネットショップなんて存在しませんでしたがこの短期間で多くの方が利用する新しいお買い物の方法となったのではないでしょうか。
今回は対象を個人(もしくは小規模起業)がネットショップを開業するシチュエーションに絞ってどんなメリットとデメリットがあるのかを考えてみたいと思います。

ネットショップの開業のメリット
- 仕入れ以外には大きな金額がかからないため個人がビジネスを開始するのに適している。
ネットショップ開業の最大のメリットは実店舗での開業に比較して圧倒的に少ないコストで開業ができる事です。
実店舗のビジネスなら店舗の建物を購入もしくは家賃支払い、改装したり・・・ってだけで初年度に何百万円何千万円のコストがかかります。
ネットショップを開業する場合は店舗の建物にかける費用の部分がショッピングカートに支払う料金に当たります。
ショッピングカートに支払う料金は選ぶショッピングカートにもよりピンキリですが、極論を言えば無料のショッピングカートでさえあるくらいですから、比較すれば圧倒的に実店舗を立ち上げるよりもネットショップを立ち上げる方が圧倒的に安上がりなのです。
- 右肩上がりのビジネスである
依然世界の景気は悪いですがネットショップに関しては右肩上がりです。以前はネットで買い物をしなかった人も今はネットで買い物をするようになりました。
コストがかかる割に売り上げが上がらない、効率の悪い実店舗はどんどん閉店していって逆にネットショップは増えに増え続けています。
これは、ネットショップがインターネットの普及によって以前よりもさらに使用頻度が高まって来ただけではなく、消費者にとって以下のような多くのメリットがあるからです。
- 買物に出かけなくても購入できる
- 身近に売っていない物でも購入できる
- 多くのショップの多くの商品を簡単に比較できる
- 重い物を自分で持ち帰らなくても済む
ネットショップと言うビジネススタイルがまもなく成熟期に入りそうな気配はありますが、ネットショップにとって代わる新しいスタイルが出てこない限りは衰退する心配もないでしょう。そう言った意味で将来性の明るいビジネススタイルであると言えます。
- 個人でも自力で開業が可能
少し前まではネットショップを開業するとなるとシステムを開発するために専門的な知識が必要でした。
そのため多くの個人だけでなく企業ですら自社でネットショップを開発するスキルがないため専門業者に高額の費用を支払って開発を依頼するという形が主流でした。
今となってはネットショップを開業するためのシステムがパッケージとなったショッピングカートシステムが非常に多数出てきておりますので、自社で独自にショッピングカートを0から開発するという方法を取るスタイルは殆ど無くなりました。
このショッピングカートを使えば個人の方でも非常に簡単に自力でネットショップを開業する事ができます。
自分でショップ作りをすると素人臭くなるからデザインを業者に依頼するという事は今でも一般的に行われますが、それでも0から開発する事を考えると非常に安価です。
ネットショップの開業のデメリット
- 参入障壁の低さからくるライバルの多さ
ネットショップ開業のデメリットは
非常に競合が多いという事です。
メリットの所でお話ししておりますようにネットショップは個人でも簡単に参入できるビジネススタイルです。
そのため、競合となるライバルショップが非常に多く、出店すれば勝手に売れるという事はあり得ないという事です。
駅前等立地条件さえよければ宣伝しなくても勝手にお客さんが入ってくる実店舗との圧倒的な差はここにあります。
- HTMLやCSS、画像編集、商品写真撮影等学ぶべき知識が非常に多い
いかに昔よりも圧倒的にネットショップを開業するのが簡単になったと言えど、まったくなんの知識もなくてもできるという物ではありません。
HTMLやCSS画像編集等、幅広い知識が無ければ他のショップに埋もれて淘汰されてしまうでしょう。
ネットショップを開業する方はかなり多くの知識を開業前、そして開業後も引き続き吸収し身に着けていく必要があるのです。
しかし全ての知識を身に着けた段階で開業すると言い出すといつまでたってもネットショップの開業ができませんから、まずはネットショップを開業しその後少しずつでもいいので知識や技術を身に着けていきましょう。
以上いかがでしたか?
これからネットショップを開業したい方向けに「メール講座」を開催しておりますので是非こちらの方へもご参加いただき、ネットショップ開業の知識を吸収して頂きたいと思います。