ネットショップ運営!主力商品の価格帯について

単価が低すぎる商品はNG

ネットショップ運営の初心者がよくやってしまう致命的なミス・・・それは極端に単価の低い商品を主力商品としてしまう事です。私たちのような小規模事業が経営するショップでは極端に単価の低い商品を販売しても絶対に儲かりません。




以前取引のあった私のクライアントさんが、1点100円の雑貨をバラで販売していました。つまり1注文が100円とか200円とか、調子がいいと1000円位行ったりもするのですが、まぁ平均の注文単価は500円行くかどうかのレベルです。
これは儲かりません。


1点100円の商品でも仕入れ価格が50円なら利益が出るのだからいいじゃないかと思うかも知れませんが、これは間違いです。


粗利(商品販売価格-商品仕入れ価格)を計算するなら、これでも50円の利益が出ている気分になります。
しかし実際の利益の計算はもっと複雑です。

  • 緩衝材や包装紙やケースなどの梱包に必要な資材の費用。
  • 請求書や納品書の印刷用紙やインク等事務用品の費用
  • 仕入れ、受注管理、配送手続き行うわけですから事務手続きを行う人件費。
こう言った目に見えにくいコストが1つの注文ごとにかかってくるので、1注文で50円しか粗利がないという事は、それはつまり赤字です。
このような形態でネットショップを続けていると、利益は出ずに赤字ばかりボランティア活動というか・・・ビジネスではなくもはや道楽ですよね。趣味の世界です。


ネットショップの初心者は、単価の安い商品を主力商品にしたり、平均的に単価の安い商品を取り扱う傾向にあります。単価の安い商品の方が売りやすい気がする。単価の安い商品の方がリスクが少ない。という発想で、初心者のあなたが安価な商品を取り扱ってしまう事に理解はできます。


安価な商品も高価な商品もお客様に商品をお届けするのに同じように手間はかかるのです。


・メールで質問があったら返信する手間。
・パソコンを開いて受注管理する手間。
・商品を梱包する手間。
・配送手配する手間。
・クレームがあれば対応する手間。

単価の安い商品なら雑に商品送ってハイ終わりこれでOKというわけでありません。10円の商品も10000円の商品もお客様に商品をお届けするのにかかる手間に大差はないのです。単価に関わらずどんな商品をお届けするのにも経費がかかっている事を意識しなくてはいけません。

どっちみち同じような手間がかかるのなら、私たちのように小規模ショップの運営者なら、なおさら単価の高い商品を取り扱いたいですね。理想は平均客単価が1万円以上です。
平均客単価が1000円等のような安価なビジネスでは手間暇の割に儲からないという事が起きるので気を付けてくださいね。


ネットショップは、売上価格から仕入れ価格やその他の経費を差し引いて差額で利益を出すビジネスです。
この差額部分が0もしくはマイナスになるのであれば、ネットショップを運営している意味がありません。

まぁ「道楽でやっているんです。」と割り切るならそれでもいいんですが^^;
てことで、儲けたい方は極端に単価の安い商品をメイン商品とするのはやめましょう。

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